看護師が円満に退職するための心得
看護師の転職は、応募先から内定をもらえば終わりではありません。これまで勤務していた職場を円満に退職してこそ、転職に成功できたと言えます。
職場を去る時は、できるだけ仲間に迷惑をかけずに、上司からの引き止めにあったとしてもしっかり話をして理解してもらった上で、辞めることが大切ですね。
＜辞意表明は、いつするべきか＞
今の職場での業務の引継ぎや、人員の補充、シフト調整などを考えると、退職日の１ヶ月以上前までに辞意を表明するのが一般的です。
しかしながら、それぞれの職場には就業規則というものがあり、いつまでに退職の意思を表明しなければならないのか、あるいは退職願をいつまで提出しなければならないのかが決まっています。
このため、転職を考えている場合は、一度は就業規則をチェックしておきましょう。
また、お盆のシーズンや年末年始は人手が薄くなるので、この時期に看護師が辞めてしまうのは病院側からしても大きな痛手です。繁忙期やお正月などは、退職の時期をしては避けたいところですね。
＜退職の意向は、誰に伝える？＞
退職の意思を一番初めに伝えるのは、直属の上司です。病棟ごとに看護師長がいる場合は、自分が所属している病棟の看護師長に伝えることになります。
上司は基本的に忙しいので、出来れば忙しくないような時間帯を見計らって、「すみません、ご相談がありますので、ちょっとお時間よろしいでしょうか」と声をかけましょう。
直属の上司に伝える前に、同僚や他の医療従事者の人に伝えてしまうと、上司の管理能力が問われることになります。最初に伝えるのは、直属の上司であることを肝に銘じておきましょう。
また、大きな信頼を得ている看護師の方の場合は、必ずと言って良いほど引き止められます。このため、どうしても辞めなければならない理由、そして上司を納得させられるだけの理由を、事前に言葉で話せるようにしておきましょう。
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