保健所で働く保健師の仕事の流れ
数ある医療従事者の職業の中でも、保健師は心身の病気の”予防”を目的としている部分が多いです。各地域の保健センターや学校、企業などに勤務し、定期的な検診を促進したり、流行しやすい感染症の予防に尽力していきます。
あらに、医療に関する正しい知識やデータを整理し、普及していく役割も持っています。病気の予防が重要視される今の世の中において、保健師の活躍は必要不可欠なものだと言えるでしょう。
保健師国家資格を取得した保健師の多くは、各地域の保健所や、市区町村の健康管理課などに勤務します。そこで今回は、保健所で働く保健師の１日の仕事の流れについてまとめてみました。
＜出勤〜午前中の業務＞
朝は保健所が開く30分前ぐらいに出社して、当日の準備やメール・留守電のチェックを行います。さらに、そして開庁前ににミーティングを行い、必要事項を共有していきます。
保健師の業務は、地域住民の方々の家庭訪問や医療機関との連携、予防接種の管理など、実に幅が広いです。仕事も次々と舞い込んでくるので、臨機応変に対応することも必要になってきます。
午前中の業務の一例としては、自宅で療養介護を行っているご家庭のところを訪ねて、何か困っていることや不安が無いか聞き取りしていきます。もし、自宅での介護が困難になってきている場合は、介護施設を紹介するのも１つの方法です。その場合は出来るだけ安心して利用できるよう、適用となる保険なども案内してあげると親切ですね。
＜午後の業務〜退勤＞
午後の業務の一例としては、乳幼児健診があります。ここでは乳幼児だけでなくお母さんの検診も行い、子育てについての相談事も聞いていきます。そして対応できる範囲で適切なアドバイスや情報提供を行い、できるだけ悩みを軽減できるように取り組んでいきます。
このような各種業務が終わったら１日の業務をしっかり記録に残して、退勤となります。
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